life>東京山椒魚』 08/02/20撮影(02/20掲載)



両爬班でサンショウウオを見に行ってきました。

神奈川の某所にある沢へ。
こんな場所
↓↓



・・・沢に見えませんね、ていうか写ってませんね(笑)

この二人の足元には細い沢が流れているのです。
沢と言ってもかなりなだらかなので、とても緩やかに流れています。
水たまりになっている部分はほぼ止水。

お、今図鑑を見てみたら、「緩やかな沢に生息」とありました。
ばっちり。

沢に辿り着くまでも藪が茂っていたので大変でしたが、
沢自体も周りからササやらシダやらが大量に茂っていて、ジャングルのようでした。



沢に転がっている岩をそっとひっくり返していると・・・



トウキョウサンショウウオHynobius tokyoensisの卵嚢です!!!
バナナみたいです〜

大きさは上の写真の手を比較にしてみてください。




水を張ったシャーレにそっと乗せて観察。
寒天状でとてもぷるぷるしています。

本来は、右側の卵嚢のように、2本で一対で、岩や枝にくっつけて産卵されます。
右の卵巣と左の卵巣から生まれて来るために2本で一対なんだそう。
2本くっついてるから余計にバナナのようです(笑)
片方の卵嚢には50ほどの卵が入っています。

左の離れてしまっているやつの片割れは発見できませんでした。
どこかから流されてきてしまったようなのですが。


観察が終わったらもとのようにそっと戻しておきます。
潰してしまわないように、そーっと。




青いサワガニなんかもいました。
カニっていうと赤いイメージがある人が多いと思いますが、
青いヤツもかなり普通にいます。
普通にいるんだけど、繊細で綺麗なので、いるとちょっと嬉しくなる子。

脚が白いから結構目立ちます。生息に不利だったりしないのかなぁ。






いたーー いましたーーーーーー!!!!!



M君のその声がする方にみんな駆け寄ります。




わぁい!!!
成体のトウキョウサンショウウオHynobius tokyoensisです!!!


成体見られてホント嬉しかったです。
藪かき分けて、長靴を泥でヌタヌタにしながら行った甲斐があった。

M君、見つけてくれてありがとう。







じっとしてくれている時もあれば、
急にひょこひょこ歩きだしたりします。

おっとっとっと、行かないで〜 と連れ戻す時は、手を濡らしてできるだけ冷やしてから。
急に37℃もの体温の手で触ると、とっても熱いはずですからね、彼らには。

おかげで左手ばかりかじかんでしまったけど、
目の前のサンショウウオの可愛さにメロメロであまり感じなかったなぁ。










お腹の横には縦にシワがあります。
肋条(ろくじょう)と言います。

青白くて細かい点の模様がサンショウウオらしくて素敵。
結晶みたいで、冬の雰囲気によく似合う。




あんよがプリっとしてて可愛い〜(´∀`)
ちなみにこれは右後肢です。

両棲類であるサンショウウオの仲間(有尾目)とカエルの仲間(無尾目)は、
前足の指は4本で、後ろ足の指は5本です。




こちらは別個体。

お腹側が見たかったので、透明シャーレの下から撮影。
私は今一判別の仕方が分からないのですが、これは女の子なんだそう。
ちなみに上のいっぱい撮った子は男の子らしい。




こちらはまた別の個体。
岩をどかしたところに潜んでいました。

上の2匹よりもふにふにと太っていて可愛らしかったです。
お腹の青白さも強くて綺麗でした。
この子は男の子だそうです。

あー 私もすぐ雌雄が分かるようになりたい・・・




この日は、卵嚢7.5個(0.5個は、片割れの見つからなかったやつ)と、
成体3匹を観察することができました。

すべて4つ沢を探したうちの1つの沢で見つかりました。

でもここも、数年のうちに開発の手が入る計画があるのだとか。
すでに、昔トウキョウサンショウウオが沢山いたという山も住宅地になってしまっているらしいし、
このままひっそりと消えていってしまうのかもしれないと思ったら悲しくなります。


トウキョウサンショウウオは、私が予想していたよりもかなり身近な場所にいました。
沢のある藪を抜けたら、道路や住宅が近くまで迫っています。
もっとみんな、こんな近くにサンショウウオがいるんだよ、って気づいてくれればいいのにな。



サイトトップ